RESTAURANTS AND SHOPS
レストラン&ショップ
神奈川・鎌倉
フードスタンド マガリ
オーナー 吉田将崇さん
DATE: 2021/09/09
鎌倉の地に根ざした
小さなグローサリーショップ
その場で手作りだからこそ、柔軟にベジタリアン対応ができる
JR鎌倉駅西口すぐの路地裏にあるフードスタンド マガリは、手前にウッドデッキと大きく開くガラス窓が目印の、誰でも気軽に入ることができる開放的なムードのカフェ。アメリカ人の設計士が改装を手がけたということもあって、海外の個人経営の小さなデリのようなこなれた雰囲気が魅力だ。オーナーの吉田将崇さんとシェフを務める妻のみどりさんは、地域の人に寄り添うお店を目指し、2015年にこの地に開業。その前は、同じ鎌倉・小町通りのワインバーの定休日に店舗を間借り(マガリ)して3年半ほど開業準備をしながらカフェをやっていたそう。
人気のサンドイッチやキッシュは、肉と野菜のバランスが絶妙で素材の味を活かした優しい味付けが特徴だ。季節を感じられるよう、なるべく旬の採れたて野菜を使う。リクエストに合わせ具材をチェンジすることで、ベジタリアンにも柔軟に対応しているのもうれしい。吉田さんは「確実に品質をキープするには、自分たちで手作りするのがいちばん」と言う。だからサンドイッチ、キッシュはもちろん、焼き菓子、ケーキも全て手作り、フォカッチャやコッペパンは酵母を使って店内で焼いている。手作りできないものに関しては、信頼できる生産者さんから仕入れることで、品質を守りながら人との繋がりも大切に育んでいるそう。
料理に使用する野菜の一部は店頭販売もしていて、大磯で農薬不使用の農業をやっている友人やみどりさんの実家の鹿児島県喜界島の畑から届けられたものもある。野菜以外にも長野の無農薬米、京都のジャムなど、全て吉田さんの仲間が作ったものを並べている。このようなカフェ、デリ、グローサリーショップが一つになったショップ形態は、過去にサンフランシスコを旅した時に訪れた店々の影響が大きい。小さな店でもゆるやかな流れが生まれ、目的のもの以外にも見るものがあると、何だか楽しい気分になる。
そして“地域の人に役立つお店に”という思いから、デリバリーにも力を入れている。お年寄りや子育て世帯が多い地域なので需要は多く、リピーターも増えているそう。テイクアウト容器はプラスチックではなく紙のものを使用し、ゴミ問題への配慮も忘れていない。
また早朝7時からお店を開けることで、地元の人と観光客が入り混じってコーヒーを味わう、いつもの朝の風景を作り出している。「外国から来た人も、他県から来た人も、誰もがこの地に住んでいるような感覚を味わえるお店でありたい」。それは、吉田さん自身が海外を旅した時にふらっと入ったカフェで感じた、自らがその場所の日常の風景の一部になれたような、何とも言えない心地よさがずっと忘れられないからなのだ。
SHOP DATA
OPEN HOUR
Monday 7:00〜18:00
Tuesday 7:00〜18:00
Wednesday Closed
Thursday 7:00〜18:00
Friday 7:00〜18:00
Saturday 7:00〜18:00
Sunday 7:00〜18:00
TELEPHONE
0467-55-9093
ADDRESS
CREDIT CARD
VISA、MASTER、JCB、AMEX、DINERS、DISCOVER
ENGLISH MENU
Available
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